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・位置
吾妻郡は東京から125、群馬県の西北部に位置し、東は沼田市・みなかみ町及び渋川市、南は高崎市に接し、北と西は新潟県及び長野県と県境をなしています。特に沼田市及び長野県とは産業経済や文化等、幅広い住民交流があります。しかし、新潟県境は登山道以外の道路は無く、日常的な交流はあまり多くありません。
・面積
圏域総面積は、1,278.55で、これは群馬県の総面積の20.1%に当たる広大な面積を有していますが、その約75%の974.56が林野で、このうち54.7%は国有林です。
・地勢
周囲を山々に囲まれ、圏域内も山岳、丘陵が連なり、高原、盆地、河川がその間に点在し、複雑な地勢ですが、温泉を始め自然条件に恵まれた上信越高原国立公園を擁する、群馬県を代表する観光圏域です。しかし複雑な地勢が災いし、交通網の状況が悪く、特に高速交通網から外れており、経済発展等圏域振興のあらゆる進展を妨げていることから、道路網の整備は大きな課題です。
また、三国山系の支系と大洞山系が接続して中央山系を形成しているので、東部ブロック(中之条町、東吾妻町、高山村の2町1村)と、西部ブロック(長野原町、草津町、嬬恋村の2町1村)に分断され、歴史・文化・政治経済等に差異が見られます。
・気候
圏域内の標高差が800(役場所在地比較)と大きく、従って気象条件も地域的にかなり異なっています。
年平均では、中之条町が12.6℃、草津町8.2℃であり、最高・最低気温は中之条町が37.8℃(6月)、氷点下8.6℃(1月)、草津町では32.0℃(6月)、氷点下12.0℃(2月)であり、西吾妻は特に冷涼な気候です。年間降水量は、中之条町で1,221.5、草津町で1,789.0です。また、特に西吾妻は積雪が多く、5ケ所のスキー場があります。(2022年1月~12月気象庁統計情報より)
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